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2008年10 月30日 (木)

コメント

アララ

興味深く拝読いたしました。

ただ、「竹林」ではなく「武林」だと思います。

以下に勝ってながら自分の書いたレビューを載せます。よろしかったら読んでください。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
遠きみやこにかへらばや, 2007/1/19
By ダンジョンマスター - レビューをすべて見る

作者が最も影響を受けた人(無想庵)とその時代及びその時代を共に生きた人達への哀惜の念をこめた長い追悼の物語。それは同時にその時代の多勢の文人・編集者・学者・芸人さらには文化・芸能・遊興・生活様式などの些事にいたるまでの記録にもなっている。

この作者は自身の有名なコラム群では自分のことはもとより親類縁者のことも滅多には語らないので、この本によってようやく少しばかり自らを語ってもらったことになる。

作者の信奉者であるならば、同じ語りが何度か出てくることには寛容であるはず。それも次第に要約されていって場合によっては途中から読んでも結構な具合に理解されうる。つまり承知の上の重複の場合が多いのにも気づかされる。

伝記文学に関しては不案内ではあるが、読み進むうちに何か表現の難しい懐かしいような感情が胸にこみ上げて来る作品である。

蛇足を承知で「愚図の大忙し」(単行本)のなかの『維生へ』という一文から一部引用して私の駄文を締め括らせて頂く。維生(無想庵の孫)さんから作者への手紙をコラムで紹介した物である。
「イヴォンヌが死んで25年たった今、かくのごとき哀惜の情のこもった文章を読もうとは・・・私は若い時の母を知ることができて、ここに愛される資格ある一人の存在を見ることを得て深く心を打たれた。」
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鈴木 信

アララさんへ
 ご指摘有り難うございました。
 早速、「竹林」を「武林」に訂正いたしました。
 amazonでの「無想庵物語」の書評を読んでみました。
 小谷野敦さんは厳しい評価をしているようですね。
 皆さんいろいろな読み方をしていておもしろく感じました。
 私は、思いがけず辻まことさんとの関係を知ったことに興奮して、そこばかりを読んでいたのかもしれません。
 もう一度、読み直してみます。

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